Wednesday, April 28, 2010

世界最高のレストラン


コペンハーゲンのレストランNOMAが世界最高のレストランに選ばれた。昨年は3位。今年はたぶんトップになるだろうというグルメ界の噂だったそうだ。

北欧伝統の素材を使って新しい組み合わせを作り出しているNOMAはインテリアもいい。クリスチャンスハウンという立地を生かし、周辺の雰囲気に溶け込んでいる。

http://www.noma.dk/

Saturday, April 24, 2010

食品産業労働者ストライキ

フィンランドでは水曜日から食品産業労働者組合がストライキに入った。給与労働条件交渉は行われているが、金曜日の時点で未解決。
今のところスーパーマーケットなど食品店で大規模な品不足は見られていないが、ストライキが長引くことを見込んで通常よりも購買が増えているとのこと。商品の幅は徐々に狭まっている。
このままだと来週後半には大きな影響が出てくるのではないかと小売業者は心配している。

Tuesday, April 20, 2010

ノルウェー空路再開


とりあえずノルウェーは今晩8時まで空路再開。現在の予報どおりであれば午前2時までは大丈夫。国内線利用者は今晩中になんとかなる見込み。

今のところ、アイスランドからの噴火煙はノルウェーを避けている。
http://media.aftenposten.no/archive/01253/_G-Tittel-metoffic_1253711x.jpg

噴火は続く

今晩また新たにアイスランドから噴火による煙が北欧を覆うという予報が出た。空港はまだ閉鎖中で、フィンランドでテストフライトを行った飛行機は傷だらけ。

ノルウェーのストルテンバルグ首相は訪米中だが、やはり飛行機に乗れずに空港に留まったまま。i-Padを駆使してフェイスブックとトウィッターにいそしんでいるそうで、アメリカでは好評を博しているそうだ。

Saturday, April 17, 2010

噴火による煙がノルウェーへ


アイスランドの火山爆発による煙でヨーロッパ北部の空港は閉鎖。日曜日にはこの煙がノルウェー本土を覆うと予測されている。
その場合には屋外にはできるだけいないようにとWHOが勧告。含まれている粒子が気管に入るリスクをあなどれないとのこと。
ノルウェー保健研究所では、それほどの密度ではないのでそこまで心配しなくても…という態度。

Wednesday, April 14, 2010

ルンド・スヴィンダール近況 ~ノルウェー


バンクーバー・オリンピックでアルペンSG金メダリストのアクセル・ルンド・スヴィンダールがスキーをアトミックからヘッドに変更。アトミックに技術的な不満があったわけではなく、単にヘッドの提案してきたスポンサー料が2年で1600万クローネと高額だったため。

そして5年間彼のコーチであると同時にノルウェー・アルペン・ナショナルチームのヘッドコーチを務めたマリウス・アルネセンが辞任を決定。家族生活とヘッドコーチとしての職業生活の両立に困難を感じているというのが理由。

家庭生活を守るために引退するスポーツ選手やコーチは北欧には本当に多い。子供がある程度の年齢になるまでのことなのだが、その頃には選手として活躍できる時期は過ぎてしまうし。

Saturday, April 10, 2010

高齢化への対応策 〜デンマーク

ユラン・ポステン紙の調査で、迫る高齢人口増加に際し、デンマーク人は税の引き上げを解決策として望むという結果が出た。財源不足が予想される中で、40%が税の引き上げを希望。制度改革、サービス削減を望む人は17%にとどまった。

財務大臣や経済界の関係者はこれはこれで問題ある態度だと分析している。公共財源のために可処分所得が減じると購買力が減じて消費が滞り、そのために一般企業の雇用が拡大しないという懸念がひとつ。また制度保護のためにどこまでも税金を支払ってもよいというのも、時代に即した制度を国民全体で考えていく妨げになるというのがもうひとつ。

デンマーク人は政府を銀行と考えていると言われるけれど、毎月貯蓄するより税金や保険で将来を安定させる方がよいらしい。専門家からは「まったく問題なし」とお墨付きのデンマーク社会福祉制度は、それにしても国民から多大な支持を受けているというのがよくわかる調査だ。

Friday, April 9, 2010

4月9日は

デンマークとノルウェーがナチスドイツに占領された日。

が、デンマークでは15歳から25歳の17%しか、49日に何があったのかを知らないという調査結果が。
「国民としての共通の記憶をとどめさせない教育とはどんなものか」という批判が噴出し、教育大臣も「これではその当時に生きた人の経験が無価値になってしまう」と疑問を呈している。

同じ日に苦い体験をしたノルウェーではこんな調査もなければ、特に占領された日だというのを訴えている記事もない。占領から50年の今年に向けて、2年ほど前から記録映画のDVD化や写真集作成も進められてきたので、「記念日」そのものを云々するつもりはないらしい。

どちらの国にしても「二度とあってはならないこと」なのだが、今では占領を歓迎したり誘導したりした自国民がいたこともわかっているし、ドイツ兵と結婚した女性やその子供たちの戦後の扱いについても度々論議が起こってきた。さまざまな側面があるだけに、簡単に授業で流したり、記念日ですと言って終われる話ではない。しかしデンマークもノルウェーも、ヨーロッパ的には「ふがいないほどあっさりと占領されてしまった」とも言われているわけで、国としては占領された恨みを忘れるなという話ではまったくなく、民主主義と人道主義を犯す兆しがあればちゃんと反対できる人間に育ってほしいから覚えておいてもらいたい、というところ。

今日が何の日かは知らない83%のデンマークの青少年も、そこはちゃんとわかっていると思う。

Thursday, April 8, 2010

2010年度ノルウェー家族調査

 ノルウェー人の5人に1人が一人暮らし。60%がカップルで、うち4分の3が正式に結婚している。一人暮らしする人の大半はオスロ在住。
2009年度は6万1800人の子供が新たに生まれ、前年度より1300人増加。1972年以来の出生数で、これによりノルウェーの出生率は1.98となり、ヨーロッパではトップレベルに。

そういえば独身者の税制改革を求めていたグループがあったけれど、どうしただろう。子供向けの公共サービスや給付は自分たちには何の見返りもないという主張だったけれども。

Wednesday, April 7, 2010

ヨーロッパの食生活調査

ヨーロッパ10カ国約50万人を対象にした9年に渡る調査で、野菜と果物を多く撮ることがガン予防に効果がないことがわかった。しかし肥満には効果があるため、間接的にリスクを減らすことにはつながる。

デンマークは1日6種類、ノルウェーは1日5種類の野菜・果物摂取を推進してきたけれども、推奨文句を書き換える必要が生じている。

Tuesday, April 6, 2010

アイスランドの火山

アイスランドの火山噴火はいまだやまず。
溶岩は待避地域にまで流れてきているそうだ。

現金給付の見直しを ~デンマーク


デンマーク社会民主党が現金給付システムの改革を提唱。単純に現金を補助として給付するのではなく、代わりになんらかの簡単な仕事と引き換えにする制度の導入を訴えている。http://jp.dk/indland/indland_politik/article2029840.ece

現金給付は現在の制度では:
失業などによる生活状況の変化により、自身と家族を扶養できない場合に
・デンマーク及びEU諸国で8年以上の居住し
・ デンマーク国内でこの8年間に2年半以上雇用されていて
・職業案内所に登録されている という条件の下に 6ヶ月間は最大で

25歳未満の場合:
・両親と同居している場合には月3065Kr
・別居の場合には6351kr
・妊娠12週目以降は9857kr
・扶養家族がいる場合には13096kr

25歳以上の場合
・9857kr
・扶養家族がいる場合には13096kr

6ヶ月を超過すると:
・25歳未満で両親と別居の場合には毎月967kr減額。同居の場合には388kr減額。
・夫婦共に25歳以上で双方が給付を受けている場合にはそれぞれ622kr減額
・継続して受給する場合でも、24ヶ月内に450時間労働が義務付けられる。

この現金給付は「失業保険」とは別。失業保険に入っていない状態で失業した場合、離婚、別居、出産、教育などの理由で生活が成り立たなくなる場合に申請できる。