Monday, October 11, 2010

中国側から会談キャンセル 〜ノルウェー

ノルウェーの漁業大臣、中国に着陸して1時間後に会談キャンセルを伝えられたそうだ。やり方が失礼だとは思うが、関係者は誰も驚いていないとか。

ノーベル平和賞選考時から脅しもかけられていたので、中国はばかにされたままではいませんよ、というのを見せ付けてくるだろうと思っていたとのこと。ただし一時的なことであって、長期的な戦略として実行してくることはないだろうと考えられている。

ノルウェーの報道では、中国は「西欧はわれわれの成功をねたんでいる」と言っていると伝えられている。

外国在住児童への給付を制限できるか 〜デンマーク

デンマークで働くEU諸国の外国人たちへの児童手当について、政府は現在制限を設ける方策を模索中。

毎年およそ7500万クローネが、外国人労働者の母国に住む子供たちに支払われているが、これはEUで取り決められた労働条件の平等で規定されているため。しかしデンマークで働くEUからの外国人は季節労働者が多く、現今では10週間以上、週2時間以上就労していれば、児童手当をもらう権利が発生する。

これはデンマークの将来を担うとは言えない国外の子供に金が回りすぎているという批判と共に、実際に児童手当を支給する自治体にとっても短期労働者の給付制度登録事務が煩雑という問題にもなっており、せめて半年以上、できれば年以上の就労期間を条件とするという規定に修正できないか、と討議されている。

EUで規定されている条項だけに難しいと思われているが、国内の社会給付法を改正することで乗り切れるという見方もある。

デンマークの児童給付は3ヶ月に1回。3ヶ月ごとに給付される額は:
0歳〜2歳 4247Kr 
3歳〜6歳 3362Kr 
7歳〜17歳 2645Kr

Saturday, October 9, 2010

ノルウェー産シェーヴル

山羊乳のチーズというと、ノルウェーではブルンオストと呼ばれるキャラメル風味のようなものが伝統的に作られている。薄く削いでクネッケに載せ、いちごジャムを添えるとおいしい。朝食にもおやつにもなる。

しかしこのブルンオストを作るときに、通常チーズならこちらだろうというような、タンパク質部分というか、カッテージチーズにあたるあたりは捨てられてしまう。これはあまりにももったいないということで、最近では山羊の多いハウケリー山地周辺で、シェーヴル生産が行われている。

現地では簡単に買えるのだが、同じ国内のオスロですら、フレッシュチーズでペースト状のものはともかく、いわゆるハウケリー・シェーヴルは置いていないスーパーが多い。今日は見つけたので買ってみたが、タイプとしてはフレッシュに近く、外側にかびのないもの。

フランス産でこの手のものを買うと、口当たりがもそもそしていてそれはそれでおいしいが、こちらはなめらかで濃い感じ。癖がないのが物足りないと言えば物足りないが、その分味の濃さとこってりした口当たりが補っている。

生産地に住む友人はあんずのジャムを載せて食べるのがおいしいと言っていたが、とりあえず定番で蜂蜜を載せてみる。が、ノルウェーの蜂蜜はやはり濃い。これは友人の言うように、あんずのジャムあたりがいちばんかも。

ちなみに価格はフランス産の方が安い。が、あえてノルウェー産を買う。これは支援というものだ。ハウケリー山地の山羊農家にはがんばってもらいたい。

ノルウェーでゼリーを買うには


 ノルウェーの地方都市にあるホテルでいわゆる「バイキング」を試した人なら、ノルウェーのプリンやゼリーはけっこう素朴でおいしいものだと思っただろうと思う。そしてそれがデザートとしてはオスロなどのレストランではあまり出てこないので、コンビニやスーパーで一人分を買おうと思ったりもするだろうと思う。

 が、たぶん見つからないのだ。ないわけではないのだが、探す場所は冷蔵・乳製品デザートのコーナーではない。なぜだかゼラチンなどの置いてある乾物コーナーになる。

 というのは、ゼリーもプリンも、紙パックに入っているからで...しかも常温保存ができるようになっているし。

 最近ではプリンやクレームブリュレはさすがに小さな容器に入れて、ヨーグルトなどと同じ場所に置かれているが、ゼリーに関してはなぜかこれが行われず、相変わらず常温で紙パックに入って、乾物と一緒に佇んでいる。そのゼリーに必ずかけるバニラソースも、やはり紙パックに入って、常温で隣に並んでいる。