Friday, December 23, 2011

幼児期の問題と児童相談所の対応

7月の乱射事件の犯人であるブライヴィークは「まったく別の世界に住んでいる人間」と精神鑑定され、裁判所は新たに専門家の意見を求めることを決定。 今日のVG紙によると、すでに彼が4歳のときに、母親が児童相談所に助けを求め、心理学者が生育環境の不備を指摘していたのに、児童相談所が心配に 及ばずとの判断を下したとのこと。現在の児童相談所のレベルはまったく違うそうだが、専門家が再三指摘しても、実行する権限のある児童相談所の知識レベルが低すぎたと批判している。 介入されすぎるのも迷惑にはなるのだが、この場合はブライヴィークの母親が自分から、息子の育児がきつすぎるということでコンタクトしてきていた。そして心理学者は、託児所と家庭を訪問して、大きな懸念を持ったわけだが、それが受け入れられず、最終的には今回の悲劇につながってしまった。 30年近くも前の話になるわけだが、こうしたケースはひとつではなかっただろう。それがどういう結果になっているのか、今後の調査が待たれる。同じような事件が起こるとしたら、恐ろしすぎる。