Wednesday, November 27, 2013

2013年度北欧統計

*今日発表予定の北欧統計2013年度版。いろいろ意外な事実がわかっておもしろそうだ。

・スウェーデンの母親年齢が上昇中。出産年齢は30〜34歳がもっとも多い。
・フェロー諸島の女性たちがいちばん長寿
・癌発生率がいちばん低いのはグリーンランドの男性たち
・パートタイム就労がもっとも少ないのはフィンランド
・若年失業率がもっとも低いのはオーランド島
・アイスランドの人口は1990年から増加の一途
・北欧最大の漁業国は圧倒的にノルウェー

http://www.scb.se/sv_/Hitta-statistik/Statistik-efter-amne/Amnesovergripande-statistik/Amnesovergripande-statistik/Ovriga-publikationer-statistik/51173/2013A01/Behallare-for-Press/Nordisk-statistisk-arsbok-2013/

グリーンランド男性たちがなぜ癌の発生率が低いのか、これは今後また調べてみたい。

Tuesday, November 19, 2013

エリートスポーツのキャリアと仕事を両立

ノルウェー・オリンピック選手養成委員会(Olympiatoppen)では、選手たちにスポーツと離れた仕事をコーディネートする部門を立ち上げた。
http://www.aftenposten.no/100Sport/idrettspolitikk/Toppidrett-eller-yrkeskarrire--ja-takk_-begge-deler-403615_1.snd

日本ではあまり人気がないが、ノルウェーではクロスカントリーやバイアスロンが大人気。こうした人気競技であれば、賞金額もスポンサー支援にも問題がないが、多くの選手たちは、生活を成り立たせるために何らかの有給の仕事をしていることが多い。

が、トレーニング、合宿、その他普通に仕事をしていてはとてもやりきれないため、選手としてのキャリアと仕事を両立させるための方策が必要になる。

新部門にはアドバイザーが就き、複数の大企業や人材派遣会社と提携して、選手たちに両立可能な仕事の紹介やスケジュールの組み方を指導する。

まったく別の世界で仕事をすることで、自分の精神的に未熟な部分に気づいたり、気分転換が大きく図れたりするのも選手生活にとっても利点。委員会が両立を勧めるのは、この理由もある。

企業所属の選手の多い日本のシステムは、こうした外国選手たちから見たら、うらやましい限りかも。

Sunday, November 17, 2013

工業分野で雇用の伸び

2020年まで、工業分野で雇用が大幅に伸びる予想が、デンマークで打ち出された。
http://epn.dk/samfund/arbmarked/ECE6248920/historisk-vending-nye-industrijob-pa-vej/

これまでは工場などが賃金の安い国々に移転する動きが続いていたが、単純作業が自動化でき、複雑なものを必要なだけきちんと生産する方に転換してきたため、国内にとどまる工場が増えてきた。

どうしても自分たちでなくては任せられないタイプの部品はこれまでも国内生産してきており、移転しそうだ、倒産しそうだと噂のあったレゴも結局大量解雇の必要なく発展している。介護分野でもロボット導入が積極的に検討されているし、今後も国内で密に利用者とコンタクトしながらでなければ作れないものが多々必要になってくる。

歴史的な転換というタイトルは大げさではない。