Wednesday, January 28, 2015

地域によって異なる青少年犯罪への処罰 ~ デンマーク

*18歳以下の犯罪への処罰が地域によって異なるという調査がデンマークで発表された。
ユラン・ポステン紙記事

ユトランド半島一帯では社会教育指導2年が一般的、シェラン島では3ヶ月の収監。社会教育指導でも、場合によっては施設に入ったり、ある程度監視や規則のある専用住宅で暮らしたりと、完全な自由にはならないのだが、刑務所に入るよりは効果があると考えられている。社会教育指導は、犯罪事件を起こす青少年の大半が社会適応がうまくできてないためだという考え方から始まっているためだ。しかし実際に処罰を受ける青少年の中には、短くて済む刑務所への道を選ぶ子もいないわけではない。

それにしても地域によって格差があるとすれば、居住地や裁判所の場所次第で刑罰が違うということになり、一貫性がなくなる。そのため法務大臣は原因調査を命じたが、配下のアドバイザーたちは犯罪の度合いが地域によって異なる可能性も否定していない。

Tuesday, January 27, 2015

人気の名前 2014年度 ~ ノルウェー

*2014年に生まれた子供たちの名前でもっとも人気の高かったのが、女子はノーラ(Nora)、男子はルーカス(Lukas/Lucas)。

Topp ti, jentenavn og guttenavn 2014
NummerNavnAntallPer 1000
Jentenavn   
1Nora/Norah43414
2Emma41814
3Sara/Sarah40413
4Sofie/Sophie38813
5Emilie35812
6Anna32711
7Linnea/Linea32611
8Thea/Tea32310
9Maja/Maia/Maya32310
10Sofia/Sophia31510
    
Guttenavn   
1Lucas/Lukas44814
2William43814
3Markus/Marcus42313
4Emil41913
5Oskar/Oscar38912
6Mathias/Matias38212
7Magnus37712
8Filip/Fillip/Philip37212
9Jakob/Jacob37111
10Aksel/Axel36311

一覧を見てみると順位はともかく、バリエーションとしてはそれほど変化はないように思える。このあたりはけっこう保守的とも言えるが、男子は国際的に読みやすい名前が増え、昔ながらのTarjeとかArneのような名前は出て来ていない。そういえば時折、名前を登録するような場でやや高齢の人たちが受け付けたりしていると、「これってノルウェーの名前?」と不満げな感じになることもあったりする。いわゆるノルウェーっぽい名前が出てくると「ようやくまともなノルウェーの名前が出て来た」と喜んだりするあたり、どこの国も程度の差はあれ、新しい傾向には馴染みにくいところがあるのかも。

女子の方はもとからそう読みにくい名前が多いわけではないが、シンプルで北欧ならではのLinneaや、どこの国でも絶対にあるAnnaなどが毎年同様入って来ている。ただスペリングにはちょっと凝る傾向は出て来ているようで、SofieにSophieをあてたり、マイヤに3種類の書き方があったりする。

かつては「この名前ってことはだいたいこのくらいの年齢だな」と想像がついたものだが、最近ではトップの名前に人気が偏るということもなくなってきた。それはそれでちょっと寂しいものだ。