*18歳以下の犯罪への処罰が地域によって異なるという調査がデンマークで発表された。
ユラン・ポステン紙記事
ユトランド半島一帯では社会教育指導2年が一般的、シェラン島では3ヶ月の収監。社会教育指導でも、場合によっては施設に入ったり、ある程度監視や規則のある専用住宅で暮らしたりと、完全な自由にはならないのだが、刑務所に入るよりは効果があると考えられている。社会教育指導は、犯罪事件を起こす青少年の大半が社会適応がうまくできてないためだという考え方から始まっているためだ。しかし実際に処罰を受ける青少年の中には、短くて済む刑務所への道を選ぶ子もいないわけではない。
それにしても地域によって格差があるとすれば、居住地や裁判所の場所次第で刑罰が違うということになり、一貫性がなくなる。そのため法務大臣は原因調査を命じたが、配下のアドバイザーたちは犯罪の度合いが地域によって異なる可能性も否定していない。
Wednesday, January 28, 2015
Tuesday, January 27, 2015
人気の名前 2014年度 ~ ノルウェー
*2014年に生まれた子供たちの名前でもっとも人気の高かったのが、女子はノーラ(Nora)、男子はルーカス(Lukas/Lucas)。
一覧を見てみると順位はともかく、バリエーションとしてはそれほど変化はないように思える。このあたりはけっこう保守的とも言えるが、男子は国際的に読みやすい名前が増え、昔ながらのTarjeとかArneのような名前は出て来ていない。そういえば時折、名前を登録するような場でやや高齢の人たちが受け付けたりしていると、「これってノルウェーの名前?」と不満げな感じになることもあったりする。いわゆるノルウェーっぽい名前が出てくると「ようやくまともなノルウェーの名前が出て来た」と喜んだりするあたり、どこの国も程度の差はあれ、新しい傾向には馴染みにくいところがあるのかも。
女子の方はもとからそう読みにくい名前が多いわけではないが、シンプルで北欧ならではのLinneaや、どこの国でも絶対にあるAnnaなどが毎年同様入って来ている。ただスペリングにはちょっと凝る傾向は出て来ているようで、SofieにSophieをあてたり、マイヤに3種類の書き方があったりする。
かつては「この名前ってことはだいたいこのくらいの年齢だな」と想像がついたものだが、最近ではトップの名前に人気が偏るということもなくなってきた。それはそれでちょっと寂しいものだ。
| Nummer | Navn | Antall | Per 1000 |
|---|---|---|---|
| Jentenavn | |||
| 1 | Nora/Norah | 434 | 14 |
| 2 | Emma | 418 | 14 |
| 3 | Sara/Sarah | 404 | 13 |
| 4 | Sofie/Sophie | 388 | 13 |
| 5 | Emilie | 358 | 12 |
| 6 | Anna | 327 | 11 |
| 7 | Linnea/Linea | 326 | 11 |
| 8 | Thea/Tea | 323 | 10 |
| 9 | Maja/Maia/Maya | 323 | 10 |
| 10 | Sofia/Sophia | 315 | 10 |
| Guttenavn | |||
| 1 | Lucas/Lukas | 448 | 14 |
| 2 | William | 438 | 14 |
| 3 | Markus/Marcus | 423 | 13 |
| 4 | Emil | 419 | 13 |
| 5 | Oskar/Oscar | 389 | 12 |
| 6 | Mathias/Matias | 382 | 12 |
| 7 | Magnus | 377 | 12 |
| 8 | Filip/Fillip/Philip | 372 | 12 |
| 9 | Jakob/Jacob | 371 | 11 |
| 10 | Aksel/Axel | 363 | 11 |
© Statistisk sentralbyrå
一覧を見てみると順位はともかく、バリエーションとしてはそれほど変化はないように思える。このあたりはけっこう保守的とも言えるが、男子は国際的に読みやすい名前が増え、昔ながらのTarjeとかArneのような名前は出て来ていない。そういえば時折、名前を登録するような場でやや高齢の人たちが受け付けたりしていると、「これってノルウェーの名前?」と不満げな感じになることもあったりする。いわゆるノルウェーっぽい名前が出てくると「ようやくまともなノルウェーの名前が出て来た」と喜んだりするあたり、どこの国も程度の差はあれ、新しい傾向には馴染みにくいところがあるのかも。
女子の方はもとからそう読みにくい名前が多いわけではないが、シンプルで北欧ならではのLinneaや、どこの国でも絶対にあるAnnaなどが毎年同様入って来ている。ただスペリングにはちょっと凝る傾向は出て来ているようで、SofieにSophieをあてたり、マイヤに3種類の書き方があったりする。
かつては「この名前ってことはだいたいこのくらいの年齢だな」と想像がついたものだが、最近ではトップの名前に人気が偏るということもなくなってきた。それはそれでちょっと寂しいものだ。
Tuesday, December 23, 2014
自閉症児の不登校問題 〜デンマーク
*デンマークの自閉症協会が、自閉症の子供の不登校問題に懸念を表明している。http://jyllands-posten.dk/indland/ECE7312552/For%C3%A6ldre-holder-skoleb%C3%B8rn-hjemme/
自閉症スペクトラムの子供たちに特別教育を望む声は以前から強かったのだが、現在は統合教育の一環として、一般の学級に通っている。子供たちが行きたがらないのもともかく、両親も学校に行かせることが良いことではないと感じて、不登校を容認。協会の調査では、160家族のうち30家族の子供が数週間から数ヶ月、不登校になっているとのこと。そのうち9人は1年以上学校に行っていない。
この春、自閉症児とその親についての番組に携わったが、私の担当した家族では幸いそういう問題はなかった。同じように統合教育を進めているノルウェーだったので、やはり普通の学校に通い、特別クラスで自分のペースで身の回りのことや読み書きなどを学んでいた。しかし地域によってはそれだけの指導をできる教師の数が不足。どこでも満足なレベルで学校に通わせられるわけではないという。
上記の記事を見ると、特別学級では落ち着いていた子も、普通級ではいろいろと苦労があって不登校になっているケースが多い。通学そのものが子供を傷つけるという両親の意見は、これからどう反映されていくのだろう。
自閉症スペクトラムの子供たちに特別教育を望む声は以前から強かったのだが、現在は統合教育の一環として、一般の学級に通っている。子供たちが行きたがらないのもともかく、両親も学校に行かせることが良いことではないと感じて、不登校を容認。協会の調査では、160家族のうち30家族の子供が数週間から数ヶ月、不登校になっているとのこと。そのうち9人は1年以上学校に行っていない。
この春、自閉症児とその親についての番組に携わったが、私の担当した家族では幸いそういう問題はなかった。同じように統合教育を進めているノルウェーだったので、やはり普通の学校に通い、特別クラスで自分のペースで身の回りのことや読み書きなどを学んでいた。しかし地域によってはそれだけの指導をできる教師の数が不足。どこでも満足なレベルで学校に通わせられるわけではないという。
上記の記事を見ると、特別学級では落ち着いていた子も、普通級ではいろいろと苦労があって不登校になっているケースが多い。通学そのものが子供を傷つけるという両親の意見は、これからどう反映されていくのだろう。
Tuesday, December 16, 2014
DN紙のアドベントカレンダー 〜スウェーデン
*スウェーデンのダーゲンス・ニーヘーテル紙で公開されているアドベントカレンダーがこのところ毎朝の楽しみ。
日付のところをクリックすると、クリスマスにちなんだ詩や童話、小説の抜粋や紹介が表示される。12月1日のムーミンから始まり、歌や詩の朗読を耳でも楽しめるように続いている。
DN紙のアドベントカレンダーはこちら
日付のところをクリックすると、クリスマスにちなんだ詩や童話、小説の抜粋や紹介が表示される。12月1日のムーミンから始まり、歌や詩の朗読を耳でも楽しめるように続いている。
DN紙のアドベントカレンダーはこちら
Monday, December 15, 2014
トップに女性がいない理由 〜ノルウェー
*男女平等では国際的に高い評価を受けているノルウェーだが、国営企業のトップに君臨する女性はゼロ。トップレベルに広げてみても、ノルウェー銀行はゼロ、スタッツオイル社で9人に1人、他の国営企業でも11人に2人、7人に1人と、現在目標とされている40%にはとても届いていない状態だ。
しかしこれは男女差別がいまだにあるからというわけでもない。現状だけを見ると、子供が複数になるとキャリア上昇をやめる女性が増えてくるのだが、それはなぜかということをダーゲンス・ナーリングスリーヴ紙が解説しているhttp://www.dn.no/meninger/kommentarer/2014/12/14/2059/Endelig-mandag/verdivalgets-kval
子育ては女性の仕事という観念があるわけではないのだが、女性が自ら育児や家庭に時間を使いたいと思う傾向があるという。そしてそれは女性の経済的自立が、自らの収入で夫に介入されずに好きなことをする自由が欲しいというところから始まっているためではないかとされている。
つまりある程度の収入があれば、そこで好きなことを選択したいと考える女性が男性よりも多いのではないかということだ。そしてその背景として、仕事に行き詰まったとき、女性が仕事を辞めるのは社会的に許容されるが、男性の場合は難しいこと。また経営陣としてトップレベルでいるためには、そのことだけに邁進するようなタイプが好まれていること(なので仕事も趣味も家庭も、というようなタイプは好まれない)も挙げられている。
男性は女性ほど、得た収入で好きなことをしたいという気持ちが少ないらしい。これはまた男性が抱える定年後の社会生活への問題にもつながる。
高学歴女性が増加し、企業の中間管理職には増えつつあるとはいえ、トップを目指さない女性たちがいることはずっと不思議に思われていた。しかし自由を得るために経済的自立を目指すのであれば、自立できた段階でどんな生活をしたいのかを選ぶこともできる。これまでの分析とは違う視点。興味深い。
しかしこれは男女差別がいまだにあるからというわけでもない。現状だけを見ると、子供が複数になるとキャリア上昇をやめる女性が増えてくるのだが、それはなぜかということをダーゲンス・ナーリングスリーヴ紙が解説しているhttp://www.dn.no/meninger/kommentarer/2014/12/14/2059/Endelig-mandag/verdivalgets-kval
子育ては女性の仕事という観念があるわけではないのだが、女性が自ら育児や家庭に時間を使いたいと思う傾向があるという。そしてそれは女性の経済的自立が、自らの収入で夫に介入されずに好きなことをする自由が欲しいというところから始まっているためではないかとされている。
つまりある程度の収入があれば、そこで好きなことを選択したいと考える女性が男性よりも多いのではないかということだ。そしてその背景として、仕事に行き詰まったとき、女性が仕事を辞めるのは社会的に許容されるが、男性の場合は難しいこと。また経営陣としてトップレベルでいるためには、そのことだけに邁進するようなタイプが好まれていること(なので仕事も趣味も家庭も、というようなタイプは好まれない)も挙げられている。
男性は女性ほど、得た収入で好きなことをしたいという気持ちが少ないらしい。これはまた男性が抱える定年後の社会生活への問題にもつながる。
高学歴女性が増加し、企業の中間管理職には増えつつあるとはいえ、トップを目指さない女性たちがいることはずっと不思議に思われていた。しかし自由を得るために経済的自立を目指すのであれば、自立できた段階でどんな生活をしたいのかを選ぶこともできる。これまでの分析とは違う視点。興味深い。
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