Monday, June 7, 2010

障害児家庭への補助問題



予算案で社会福祉方面をどう調整するかが焦点となっているデンマーク。今度は自宅で障害児のケアをする両親への補助が論議に上がってきた。

ゲントフテ市では40あまりの障害児家庭に、年平均53万5680クローネ、うち1家庭は135万60クローネを自治体から得ている。かなりの金額だが、これは法律に従って、障害児ケアのために失われた賃金の補償。ゲントフテ市は高収入家庭が多い地域なので、金額が大きくなっているにすぎない。

が、政府案では上限を設ける方向に傾いている。上限額は年23万1000クローネで、これで大多数の家庭で失われた収入をカバーできるものと見込まれている。

障害者協会はこれに対して懐疑的。自宅でケアを行う方が、施設を建設して運営するよりも社会的コストも安くつくという主張を展開している。