Wednesday, January 23, 2013

アルジェリアの警備

多数の日本人が犠牲になっているIn Amenasでは、ノルウェーのStatoil社のスタッフたち5人もいまだ行方不明のまま。

日本同様、過酷な条件で大規模なオペレーションなので、経験と知識が必要な現場スタッフの年齢は55歳〜60歳が大半。

脱出に成功した一人もその年齢。砂漠を15時間も歩き続けたそうで、経験と知識に加えて、意思も体力もすばらしい人たちなのがわかる。
http://www.vg.no/nyheter/utenriks/artikkel.php?artid=10074378

この事件では当然ながら、企業のリスクマネージメントが問題にされているが、Statoilはその点では世界トップレベル、これ以上の安全対策なら「その国には行かないこと」になてしまうと言われている。

各国の企業は民間の警備会社が武装できるように望んでいたが、アルジェリア政府がそれを拒否した、と数日前にノルウェーでは報道された。が、今日になって、2011年に内情が不穏さを増した時点では、StatoilもBPも、民間警備会社の武装要求はしなかったという話が出て来た。
http://www.vg.no/nyheter/utenriks/artikkel.php?artid=10106647

外国企業の警備は現地政府の軍隊と警察が行うものというのが普通で、例外はきわめて稀だという。

ノルウェーは情報分析班を外務省に設けたが、その分析もアルジェリア政府よりも正しかったことが後でわかっていたりする。特殊部隊派遣もすでに準備済みだが、果たして事件解決に参加できるのか。