Tuesday, November 19, 2013

エリートスポーツのキャリアと仕事を両立

ノルウェー・オリンピック選手養成委員会(Olympiatoppen)では、選手たちにスポーツと離れた仕事をコーディネートする部門を立ち上げた。
http://www.aftenposten.no/100Sport/idrettspolitikk/Toppidrett-eller-yrkeskarrire--ja-takk_-begge-deler-403615_1.snd

日本ではあまり人気がないが、ノルウェーではクロスカントリーやバイアスロンが大人気。こうした人気競技であれば、賞金額もスポンサー支援にも問題がないが、多くの選手たちは、生活を成り立たせるために何らかの有給の仕事をしていることが多い。

が、トレーニング、合宿、その他普通に仕事をしていてはとてもやりきれないため、選手としてのキャリアと仕事を両立させるための方策が必要になる。

新部門にはアドバイザーが就き、複数の大企業や人材派遣会社と提携して、選手たちに両立可能な仕事の紹介やスケジュールの組み方を指導する。

まったく別の世界で仕事をすることで、自分の精神的に未熟な部分に気づいたり、気分転換が大きく図れたりするのも選手生活にとっても利点。委員会が両立を勧めるのは、この理由もある。

企業所属の選手の多い日本のシステムは、こうした外国選手たちから見たら、うらやましい限りかも。