Tuesday, April 6, 2010

現金給付の見直しを ~デンマーク


デンマーク社会民主党が現金給付システムの改革を提唱。単純に現金を補助として給付するのではなく、代わりになんらかの簡単な仕事と引き換えにする制度の導入を訴えている。http://jp.dk/indland/indland_politik/article2029840.ece

現金給付は現在の制度では:
失業などによる生活状況の変化により、自身と家族を扶養できない場合に
・デンマーク及びEU諸国で8年以上の居住し
・ デンマーク国内でこの8年間に2年半以上雇用されていて
・職業案内所に登録されている という条件の下に 6ヶ月間は最大で

25歳未満の場合:
・両親と同居している場合には月3065Kr
・別居の場合には6351kr
・妊娠12週目以降は9857kr
・扶養家族がいる場合には13096kr

25歳以上の場合
・9857kr
・扶養家族がいる場合には13096kr

6ヶ月を超過すると:
・25歳未満で両親と別居の場合には毎月967kr減額。同居の場合には388kr減額。
・夫婦共に25歳以上で双方が給付を受けている場合にはそれぞれ622kr減額
・継続して受給する場合でも、24ヶ月内に450時間労働が義務付けられる。

この現金給付は「失業保険」とは別。失業保険に入っていない状態で失業した場合、離婚、別居、出産、教育などの理由で生活が成り立たなくなる場合に申請できる。