Wednesday, May 29, 2013

ムンク生誕150周年記念イベント

*今年はムンク生誕150周年。
記念イベントが多数。
http://www.anpdm.com/newsletterweb/41445B4B784645514B74474159/48405E427143435E4B7549425A43

*ということで2日前にムンク美術館の移転も決定。
新開発地区のビョルヴィーカに決定したが、ここに至るまでには3年の年月が。
ポイントのひとつは、ムンク美術館がオスロ市の管轄になっていることで、もちろん経費もオスロ市が出している。しかし観光スポットとしては他をしのぐほどの人気もあり、国を代表する芸術家の美術館でもあることから、国の管轄に移してほしいという意見も多々あった。

結局はオスロ市がそのまま管轄となり、新たな建設のための資金も予算組みすることになったわけだが、市議会は大きく紛糾、ムンク関連組織の代表者はムンクの生まれたテュリンロッカを新しい美術館の建築場所に推挙していたのに実現せず、がっかりはしているものの、「沈む船から逃げ出す私ではない」と協力を約束。

新しい美術館の完成は2017年〜18年と見込まれている。

Tuesday, March 12, 2013

高校生が多すぎる

*デンマークではいわゆるアカデミックな方向に進む準備をするための高校が、ここ数年人気が高い。このままでは就職できない学生が数年後に社会にあふれそうだと懸念されている。
http://jyllands-posten.dk/indland/article5244907.ece

専門技術職が人手不足な状態なのは、他の北欧諸国同様、デンマークでも深刻な問題になっている。これを解消するためには、高専レベルの職業に特化した教育をきちんと受けた人材を社会に送り出すこと。そのためには毎年義務教育を修了した生徒の40%が職業専門高校に入る必要がある。

しかし現在のところ、その割合は20%弱。

外国から技術工を雇うという方法もあるにはあるが、問題はアカデミック路線の高校に入っている学生の10%内外が高校課程を完全に履修できていないこと。この学生たちはその後大学に行くこともなく、一般高校教育だけでできる仕事には相当な限りがあるため、完全に労働市場弱者となってしまう。

記事で引用されている校長は「今までならアカデミック方向の高校に来ることはなかったはずの生徒たちまでが入ってくる」とコメントしているが、日本だと大学生がこういう状況だろうか。

ホワイトカラー専門職も人手不足ではあるのだが、そのレベルの仕事をするためにはすでに修士が必要という北欧の現状。一般の高教育がいちばんあぶれることになってしまう。

Wednesday, January 23, 2013

アルジェリアの警備

多数の日本人が犠牲になっているIn Amenasでは、ノルウェーのStatoil社のスタッフたち5人もいまだ行方不明のまま。

日本同様、過酷な条件で大規模なオペレーションなので、経験と知識が必要な現場スタッフの年齢は55歳〜60歳が大半。

脱出に成功した一人もその年齢。砂漠を15時間も歩き続けたそうで、経験と知識に加えて、意思も体力もすばらしい人たちなのがわかる。
http://www.vg.no/nyheter/utenriks/artikkel.php?artid=10074378

この事件では当然ながら、企業のリスクマネージメントが問題にされているが、Statoilはその点では世界トップレベル、これ以上の安全対策なら「その国には行かないこと」になてしまうと言われている。

各国の企業は民間の警備会社が武装できるように望んでいたが、アルジェリア政府がそれを拒否した、と数日前にノルウェーでは報道された。が、今日になって、2011年に内情が不穏さを増した時点では、StatoilもBPも、民間警備会社の武装要求はしなかったという話が出て来た。
http://www.vg.no/nyheter/utenriks/artikkel.php?artid=10106647

外国企業の警備は現地政府の軍隊と警察が行うものというのが普通で、例外はきわめて稀だという。

ノルウェーは情報分析班を外務省に設けたが、その分析もアルジェリア政府よりも正しかったことが後でわかっていたりする。特殊部隊派遣もすでに準備済みだが、果たして事件解決に参加できるのか。

Tuesday, January 15, 2013

フィンランドのテクノロジー最新情報

フィンランドは自国の発展を紹介するのがうまい。テクノロジーやデザインについては、
http://www.focusmagazine.fi/ からまとまったパンフレットをダウンロードできる。

日本語版もあり、便利なのだが、比べてみると英語版とはかなり違う。日本は独立した日本市場として対応している結果だとは思うが、情報的には英語版の方が役に立つと思う。


Monday, January 7, 2013

2012年 ノルウェー料理大賞

伝統料理重視・土地の名産を使う料理が受賞傾向にある「ノルウェー料理大賞」。
今年は以下の方々が受賞。

http://www.regjeringen.no/nb/dep/lmd/aktuelt/nyheter/2013/jan-13/vinnere-av-det-norske-maltid-2012.html?id=711657&WT.tsrc=epost